大阪に本社がある「塩野義製薬」は、5日、新型コロナウイルスの飲み薬の開発状況を明らかにしました。
この中で、昨年中にも行う予定だった国への承認申請について、臨床試験の対象者が思うように確保できず、申請に至っていないことを明らかにしました。
「塩野義製薬」は、5日、開発を進めている新型コロナの軽症者向けの飲み薬について、臨床試験の状況を公表しました。
それによりますと、去年の秋以降、国内で新型コロナの感染者数が減ったことで、去年9月から始めている最終段階の臨床試験の対象者の確保が難しくなっているとしています。
このため、これまで国への承認申請を昨年中にも行う予定としていましたが、まだ申請に至っていないことを明らかにしました。
一方、会社では国から承認を受けたあとすぐに供給できるよう、すでに飲み薬の生産を始めていて、ことし3月末までに100万人分の供給を目指すとしています。
塩野義製薬は「飲み薬の臨床試験については国内以外に、韓国やシンガポールなどでも進める方針だ。一日でも早く国内外に飲み薬を供給できるよう、臨床試験と並行して当局との協議を続けていく」とコメントしています。
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