今回紹介するのは、アクションアドベンチャー「TUNIC(チュニック)」。クオータービューの視点で主人公の子ぎつねを操作し、敵と戦いながら様々な仕掛けや謎を突破して先へと進んでいく。カナダのインディーゲームクリエイター・Andrew Shouldice氏がたった1人で開発したことでも注目された作品だ。
【「TUNIC」の紹介映像】
ゲームは主人公が謎の土地に漂着したところから始まる。歩いて進んでいくと、ポストのようなものを発見。何かのヒントだろうか、と思いながら近づいて調べてみると、謎の文字が書かれていて読めない。
その奥にある家らしきものに入ると宝箱があり、開けてみると木の棒を発見。しかし棒の絵と一緒に表示される字は、やはり読めない。拾った木の棒は装備できるのだが、ステータス画面らしきものも、やはり読めない文字で書かれている。
「さてはこのゲーム、非言語系(と筆者が勝手に呼んでいる、文字を使わないで情報を伝える作品)だな?」と思い、さらに先へ進んでみると、今度は看板が現われた。近づいて見てみると「英雄の墓」と読める字で書いてあった。この先でも何かを見つけて調べてみるが、一部が読めるものもあれば、全く読めないものもあった。
木の棒で敵を叩いて倒しながら先へと進んでいくと、紙のようなものが落ちているのを発見した。拾ってみると、「冒険のはじまり」と書かれた説明書のようなものが表示された。やはり文字の一部は読めないのだが、絵やアイコンで何となく意味がわかるところもある。
……といったところで察しがついたのだが、どうやら本作は「文字が読めるようになること」も謎解き要素の1つのようだ。まだ序盤であろう場所に、全く読めない看板があるのも意味ありげで、いずれ読めるようになれば驚くような仕掛けがあるに違いない。説明書はその後も少しずつ拾えるが、読める文字は一部だけ。とにかく読み解ける範囲で読み、あれこれ試して操作を覚えながら、冒険を進めていく。
ゲームとしては道中に現われる敵を倒しながら進んでいくシンプルな内容。冒険を進めると、木の棒のほかにも剣や爆弾などのアイテムを入手でき、ゲームパッドの3つのボタンに割り当てられる(キーボード操作も可能)。また無敵時間が発生する緊急回避や、攻撃を防げるシールドも使える。
道中にはスイッチを動かすと進める扉のようなものがあるほか、剣を手に入れると低木を切って進めるようになるなどの仕掛けもある。いずれも丁寧なチュートリアルは存在せず、見慣れないものがあったらあれこれ試してみるというのが攻略の基本だ。
画面左下にはライフゲージとスタミナゲージがあり、敵の攻撃を受けるとライフゲージが減少する。スタミナゲージは緊急回避を使うと消費され、しばらくすると回復する。道中には、ほこらのようなものがあり、触れるとライフゲージが満タンになる。
ライフゲージが空になると、最後に触れたほこらの場所から再スタートする。ゲームを中断した際にも、ほこらからのスタートとなっており、セーブポイントとして機能しているようだ。その程度の説明すら本作にはなく、1回やられてみて初めて気づく。
本作の評判を見ると、初代「ゼルダの伝説」を思い出す人も多いようだ。ゲームのスタイルが似ているのに加え、チュートリアルがなく、謎解きのヒントも乏しいという点でも、確かに似た雰囲気が感じられる。ただし、本作は今のところNintendo Switchでは提供されていない。
アクションはボタン連打だけで連続攻撃が出るシンプルなものだが、無理に攻めたり敵に囲まれたりすると、あっという間にライフがなくなってしまう。敵の攻撃を見極めて、緊急回避やシールドを使いながらヒットアンドアウェイが基本だ。子ぎつねの可愛らしい外見やポップなビジュアルから受ける印象とは裏腹に、それなりに骨のあるアクションゲームになっている。
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