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去年、旭川市で女子中学生が死亡しているのが見つかり、いじめが認定された問題で、旭川市教育委員会は18日夜、当時生徒が在籍していた学校で保護者説明会を開き、野崎幸宏教育長が「ご心配とご迷惑をおかけした」と述べ謝罪したうえで、いじめの再発防止策について説明しました。
去年3月、旭川市の中学2年生だった廣瀬爽彩さん(当時14)が雪の積もった市内の公園で死亡しているのが見つかりいじめが認定された問題で、旭川市教育委員会は18日夜、当時爽彩さんが在籍していた学校で、在校生と、ことしの春に卒業した生徒の保護者を対象に非公開で説明会を開きました。
教育委員会によりますと、保護者に教育委員会の第三者委員会の最終報告を配り、複数の上級生の行為などがいじめと認定されたことや、早期に認知しなかった学校や教育委員会の対応が厳しく非難されたことなどを説明したということです。
また、野崎幸宏教育長が「多大なるご心配とご迷惑をおかけし、深くおわびします」と述べ、謝罪したということです。
さらに、学校の校長が、いじめの再発防止策として、相談を受け付ける体制の充実や、いじめと疑われる事例に担任個人ではなく、学校全体で対応することなどをあげたということです。
一方、出席した保護者からは、「不安に思う子どもの心のケアをしてほしい」とか、「再発防止策にしっかり取り組んでほしい」などの意見が出たということです。
説明会の終了後、野崎教育長は報道陣の取材に応じ、「保護者からのご意見を非常に重く受け止めている。今後、子どもたちが安心して通える学校づくりを進め、信頼を回復していきたい」と話していました。
【“説明会の開催 遅すぎる” 保護者からは不満も】
説明会に出席した在校生の保護者の40代男性は「怒号が飛び交うようなことはありませんでしたが、説明に納得できたかというとなんとも言えません」と話していました。
また、別の在校生の保護者の男性は「説明会の開催が遅すぎる。学校に期待はできないので、子どもを通わせる身としては、気づいた点をそのつど指摘して改善を求めていくしかない」と話していました。
からの記事と詳細 ( 中2いじめ 旭川市教委が保護者説明会開催 市教育長が謝罪|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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