ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(53)とアーロン・ブーン監督(47)が29日(日本時間30日)、それぞれオンライン会見に応じ、楽天復帰が決まった田中将大投手(32)への思いを語った。
昨季終了後、FA(フリーエージェント)となって以来、田中の代理人ケーシー・クロース氏と交渉を継続したキャッシュマンGMは、「彼はすばらしいヤンキースの一員で、すばらしいチームメートだった。悲しいことであり、大きな損失。日本での幸運を祈る」と話した。その一方で、チームの苦しい財政事情もあり、「田中1人の値段で2人」を選択。田中の慰留を断念し、クルバー、タイロンの先発投手2人を獲得した経緯を説明した。
また、ブーン監督は前日に田中から携帯メールを受け取ったことを明かし、「チームの重要な役割を担っていた人間を失うのは感傷的なことだ」と胸の内を語った。さらに「マサは特別で、偉大なヤンキースの一員だった。我々は寂しくなる」と、田中退団の事実を受け止めていた。
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