
千葉市の市立病院で医師の資格がない臨床工学技士が縫合手術を行っていた問題で、この技士は病院の調査に対し1針しか縫っていないと説明していましたが、実際にはおよそ10針も縫っていたことがわかりました。
市はうその説明を行ったなどとしてこの技士と縫合を指示した医師を減給の懲戒処分にしました。
千葉市立海浜病院では去年7月に行われたペースメーカーの交換手術で、医師の資格を持たない臨床工学技士が患者の胸の縫合の一部を行っていたことがわかり、ことし6月、47歳の臨床工学技士と手術を担当した45歳の医師が訓告処分を受けています。
患者にけがはありませんでした。
この技士は病院の調査に対し1針しか縫っていないなどと説明していましたが、その後、データが失われたとしていた手術を撮影した動画が復元できることがわかり病院が確認したところ、11分間にわたりおよそ10針を縫合していたことが新たにわかったということです。
また、医師は当初、「よく覚えていない」などと説明していましたが、技士に対して、縫合するよう指示していたことを認めたということです。
このため千葉市はうその説明を行うなどして病院への信用を失墜させたとして26日、臨床工学技士と医師の2人を減給10分の1、1か月の懲戒処分にしました。
病院を統括する千葉市の寺井勝病院事業管理者は「前回の会見で事実と異なる内容を発表して市政への信頼を損なう結果となり心からおわび申し上げます」と謝罪しました。
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